ヤマトは我なり
ヤマト運輸の経営理念に「ヤマトは我なり」というのがある。
この言葉が何を意味するのか?
その答えは、昭和21年の元旦に行った社長訓示にある。
「我が社にありては人、即ち従業員をもって、会社構成の
第一義となすものなれば、従業員の職分の如何を問わず、
和中協力おのおの会社代表するの精神をもって業に従い、
我をおいてヤマトなしヤマトおいて我なしの信念に生きる
べし」
ヤマト運輸を「宅急便」で急成長させた「小倉昌男氏」の言葉
ではなく、父であり創業者の言葉が、今のヤマト運輸の成長の
基盤となっていることは間違いのないことであろう。
そんな中、道元が中国へ行くときに舟に乗ったときのことを
思ったであろう言葉というのを知った。
「生というは、たとえば人の舟にのれるときのごとし。
この舟は、われ帆をつかい、われかぢをとれり、
われ竿をさすといへども、舟われをのせて、舟のほか
にわれなし、われ舟にのりてこの舟も舟ならしむ」
ここでは、私が舟に乗って、船のほかに私はないんだと言って
いるのであろう。この舟を組織とみたら、その組織に乗ったら
もう組織以外にい自分はない、ということである。では、自分
はぜんぜん価値のない存在なのか、といえば、自分は「われ、
舟にのりてこの舟を舟ならしむ」というように、舟には命が
ない、私がそれに乗ったから、舟が命を得てこの舟は動きだす
おいうことをいっている。
ヤマトはわれなり、の真の意味が、少し理解できた気がする。
- [2007/09/14 23:41]
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