再生はがき 

年賀はがきの「再生紙」は、再生紙には程遠い・・・

日本製紙グループが製造する再生紙年賀はがきの古紙パルプ配合率が、決められた配合率を下回っていることが判明。年賀はがきについては、40%を基準としていたとのこと。日本製紙グループに限らず、大手製紙メーカーが納めている年賀はがきは軒並み基準値を下回り、高いものでも、20%程度ということであった。

昨今、食品の偽装表示が問題視されているが、こちらは「古い」ものを「新しいもの」と偽っているのに対して、再生紙は、「新しい」ものを「古い」と偽っている。その結果、悪いことではあるが、麻痺させてしまう何かがあったのかも知れない。

実際、現在の技術レベルでは、再生紙の配合率を基準値にして要求品質を維持することは困難であるということらしい。「完成品」の品質基準を満たすために、やむを得ず行ったということであるが、他社も同様の処置を取っているということは、実は業界では「一般化」されていることなのかも知れない。

現在、業界関係者にそのあたりを確認中である。

古紙は現在、海外向けの需要が高くなり、かなり高騰している。
さらに、再生紙から上質の紙を作ろうとすると、かなりの技術が必要となるらしい。
「再生紙」=「地球・環境にやさしい」という消費者心理を逆手にとっての行動であるならば、やはり業界の「体質」そのものは見直す必要があるだろう。しかしながら、我々消費者も、イメージだけではなく、実態を知る必要はあるのであろう。
調べたところ、「再生紙」の明確な基準はないようである。配合率がわずか1%でも再生紙と言えるらしい。また、「再生」の定義も曖昧であり、一度製品化したものを、再度利用してもそれは「再生」になるという考え方もあるようだ。

世の中は「信用」によって成り立っている。
全てに信用できなくなり、疑い出したら、社会生活は何一つ送れなくなる。

しかし、それでも情報を鵜呑みにせず、踊らされことなく、取捨選択する能力を高めることは必要なことであろう。そのためにも、常に多面的にものごとを見ること。

来年度のMBCでは、論理的思考力を高めるための講座を現在検討している。その他、ご要望をお待ちしております。

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