介助犬トレーニングに見る人材育成
情熱大陸という番組が好きだ。
日曜日の夜11時、毎日放送(TBS系)の番組だ。
芸能関係からスポーツ選手、芸術家、ビジネスマンなど
様々な人物を何ヶ月か取材をした内容を放送する。
葉加瀬太郎のBGMが効果的で、「うるっ」とくる。
さて、先日の日曜日は、介助犬トレーナーの「矢澤知枝氏」の
介助犬育成の様子を放送していた。
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介助犬は、身体の不自由な方々の手となり、足となり、
生活をサポートする犬のことであるが、日本には、介助犬として
認定されている犬の数は、わずか33頭しかいないそうである。
「身体障害者補助犬法」という法律が2002年に施行されてから
盲導犬や聴導犬と同様「働く犬」として認定されたものであるが、
諸外国と比べると、介助犬はまだまだ少なく、育成する環境も
充分に整っていないということである。
また、介助犬を育成するのには非常に時間がかかり、各種団体が
年間に育成できる頭数は、せいぜい2〜3頭とも言われている。
そのように育成することが困難な介助犬。
トレーナーの矢澤氏の言葉や考え方で、人材育成にもつながる部分が、
多分にあるように感じた。
(続きを見たい人はクリック)
↓
一つには、介助犬希望者と一緒にトレーニングに入る前の一言。
「無理に好きになる必要はなく、まずは関心を持つこと。
声をかけたときに近づいてくるのは当たり前。
声をかけないときに近づいたときに、どれだけ
関心を示してあげれるか。」
二つには、トレーナーは、その「子(犬)」の性格を非常に良く
見ているということである。
また、その性格にあわせたトレーニングメニューを組んでいる、
ということである。そのためにも、よくその犬のことを見ている。
番組の中では、段差を車椅子で上がるために、犬が紐をくわえて
引くトレーニングのシーンがあった。
最初、ロープをくわえさせようとしたが、一向に興味を示さない。
そのとき、矢澤氏は、「ロープが硬すぎるのかも知れない」と
感じ取って、すぐにやわらかいハンカチに変えた。
すると、自然とハンカチをくわえ、車椅子を引っ張ることができた。
経験のなせる業、なのかも知れない。
しかし、それ以上に「犬の気持ちになる」ということが、最適な
トレーニング方法を生み出す方法につながっているのである。
三つには、とにかくできるまで根気良く付き合い、
よっぽどだめなとき以外は「No」とは言わない、ということ。
できたときに、タイミングよく「褒める」ことを重視している点。
「No」の連続では、結局は萎縮してしまうということか。
さて、これら介助犬のトレーニングの姿を見ていて感じたことは、
これは、我々が管理者研修で、部下にどのように接するべきか、
というところで言っていることと相通ずるものがあるということだ。
我々は、管理者研修の中で、上司として部下に対して、
1)部下に深く暖かい関心を持つ
2)部下の人となり、生い立ちを知る
3)部下の為を思い、成長して素晴らしい人生を歩むことを願い
日々の指導をする
ということをお伝えしている。
介助犬は、すんなり言葉が通じない。
だから、伝える側は根気良く、わかるまで徹底的に努力する。
しかし、人間は言葉が通じるものだから、わかって当たり前、
といった態度になりやすい。
その結果、育成する上で大事な要素を忘れがちだ。
今回の介助犬のトレーニングを見て、改めて基本に立ち返ることの
重要性を感じた。
さて、私どもでは、このように管理者のリーダーシップを
養成する講座として、9月26日、27日で「管理者マスター講座」を
開講する。
今一度、管理者としての自分のあるべき姿を考えてみたい、
という方は、是非ともご参加下さい。
御申込は、こちらから→ リーダシップマスター講座御申込
- [2006/08/29 08:55]
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コメント
いつも拝見しております。
毎度勉強になります。
先の「猛獣使い」今回の「介護犬」
社員さんをコントロールするとは
難しいものですね・・
難しいからこそ
ご無沙汰しています。
難しいからこそ、悩み、苦しみ、
得られたときの喜びは大きいのかも
知れませんね。
お互い、日々精進ですね。